錦織圭も出る、テニスのマスターズっていったい何?
今回はテニスのマスターズのルールについてまとめました。
5セットなのか、3セットマッチなのか?
タイブレークってなんなのか?
そのルール、またどんな意味合いの大会なのかも含め見ていきたいと思います。
錦織圭選手の活躍で、テニスの試合がテレビで放映される機会が増えました。
ウィンブルドンや錦織選手が準優勝した全米オープンなどグランドスラムと言われる4大大会はご存知の方も多いと思いますが、近頃
「マスターズ」
という言葉をよく聞きます。
マスターズはテニスの大会の一つで、グランドスラムの次に大きな大会としての意味を持ちます。
年間9大会開催され、ほとんどのトップ選手が出場する、まさに達人が集うトーナメントなのです。
マスターズ基本ルール@ セット数は
テニスをよくテレビで見られる方は、そのほとんどがグランドスラムの大会だったためか
「テニスは5セットに決まっている」
なんて思われる方も結構多いのではないでしょうか?
実は基本的に男子のグランドスラムだけで、
マスターズを含めたその他の男子シングルスツアーの大会は3セットマッチで実施
されるのです。
(デビスカップという国別対抗戦は5セットで行われます。)
マスターズ基本ルールA タイブレークは
マスターズは7ポイント先取のタイブレーク制が採用されています。
タイブレーク制とは、
ゲームカウント6−6で同点になった時点で行われて、
2点差をつけて7点先に取った方がそのセットを取る
というルールです。
普通なら
15-30
とか表示されるのに、いきなり
2-3
とかの表示になることがありますよね。
あれです。
また、
タイブレークのポイントが6−6で同点になった場合は、
先に2ポイント差をつけるまで続き、
先に2ポイント多く取ったほうがそのセットを取る
ことになります。
タイブレークの時のサービスは最初1本アドサイド(ネットに向かって左側)から打った後は、交代し、その後はデュースサイド(ネットに向かって右側)とアドサイド両方(2回サーブ)打ったら交代します。
相手のサーブ時にポイントを取ることを「ミニブレイク」と言います。
このようにタイブレークは1セットをギュッと凝縮したまさに雌雄を決する戦いと言えるでしょう。
なお全米オープンを除くグランドスラムではタイブレーク制はなく、セットを奪うために2ゲーム差がつくまで行われます。
これが結構厄介でして、数年前のウィンブルドンではなんと最終セットのゲームスコアが70−68となったこともありました。
見てる方も、やっている方も、気力と体力の勝負ですね。
ある意味最強決定戦?!
セット数、タイブレークの有無により、スタミナ面もさることながら、戦術面も大きく変化します。
そういう意味でいうとルールの違うグランドスラムは特別な大会であり、全く別の種目とも言えるかもしれません。
ですからマスターズは3セット、タイブレーク制が基本の男子シングルスツアーでは、一番レベルが高く、その時点での男子シングルス界、最強決定戦と言えるのではないでしょうか。