錦織圭はなぜ出れる?マスターズの出場資格と義務、出場免除とは?

マスターズに出たい!出場できるのは?

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テニスのマスターズの出場資格とは?

 

実はトップ選手にはマスターズ出場義務があり、またその免除規定もあるのです。

 

もちろん、錦織圭選手もその資格をしっかりとパスして出場しているんです。

 

今回は、そのあたりを整理していきたいと思います。

 

 

 

男子シングルスツアーで、グランドスラムに次ぐ位置付けであるマスターズ

 

獲得ポイント、賞金も多く、2000人ほどいるツアー参加者であれば、当然誰もが目指している大会といえます。

 

ですがもちろんすべての人が出場できるわけではありません。

 

 

まず前年のワールドツアーTOP30は出場となります。

 

 

その次に、開催される6週間前のエントリー時点でのランキング上位者が出場できることになっています。

 

 

その他に予選勝ち上がり者や推薦者枠等がだいたい10以上あります。

 

 

通常、マスターズのドロー(出場者定員枠)数は56以上となっており、これらを考えるとランキング45位までに入っていればほぼ間違いなく出場できると思います。


義務??マスターズに出なければならない選手も

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先ほどマスターズに出場できる選手の話のなかで前年度TOP30は出場となると記しましたが、実は

 

 

 

 

出場しなくてならない

 

 

 

 

のです。

 

 

なんと、義務になっているんですね!!

 

 

テニスのツアーランキングは、基本的に直近の1年間の獲得ポイントを足して計算します。

 

ただ、すべての試合のポイントが加算されずに、ポイントの多い順から18大会分のポイントを足して計算します。

 

ですがTOP30の選手はマスターズの9大会のうちモンテカルロ・マスターズを除く8大会の成績が、算定18大会の中に強制的に組みこまれることになるのです。

 

ということは極端に言うと全大会出場しないとその大会のポイントは「0」になるので、ほかの選手に比べ8大会少ない10大会での計算となってしまい圧倒的に不利になります。


出場義務があるのに免除される場合とは?

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義務があれば免除もあります。

 

その条件は

 

 

「通算600試合以上出場」

 

「12試合以上出場した年から数えて12年間プレー」

 

「31歳以上」

 

 

となります。

 

時々、フェデラー選手がマスターズに出ていないこともありますが、これには免除制度を使っていたというわけがあるんですね。

 

 

 

 

テニスのツアーは過酷です。

 

TOPプレーヤーが集うマスターズの大会期間はだいたい1週間〜10日ほど。

 

勝ち進めばほぼ毎日試合をします。

 

 

もちろんグランドスラムやほかの大会にも出場し、世界を飛び回るわけですから、やはり実績があるベテランプレーヤーに対して、このような免除規定があるわけです。

 

ちなみに上記の条件のうち1つ満たせば1大会、2つで2大会、3つですべてのマスターズ大会の出場を免除されることとなります。

 

 

 

以上、見てきました通り、マスターズは常に成績上位の選手が集まる大会であり、グランドスラムに勝るとも劣らないハイレベルな戦いが繰り広げられます。

 

我々ファンにとっては楽しみではありますが、出場義務があるツアー選手にとって、過酷な戦いを強いられる大会ともいえるのではないでしょうか。



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