マスターズでの優勝はグランドスラム並み?
テニスのマスターズ優勝者において、
ジョコビッチ、フェデラーやナダルなどが有名
ですがその優勝回数がどれくらいなのか、そしていかに難しいことなのか、などを見ていきたいと思います。
テニスで一番大きなトーナメントはグランドスラムです。
よく
「まずはマスターズでの優勝が目標」
なんて聞きますが、ではグランドスラムに比べ簡単なのかといえば
一概にはそういえない
と思います。
それは出場義務のある昨年度のランキング30位までの選手と、現行のランキング上位者がこぞって集まる大会であり、レベルは相当なもの。
規模が少し小さいグランドスラムといっても過言ではないからです。
BIG4独占!!優勝回数が多いのは?
さてそのことを裏付けるためにも主な優勝者とその回数を見ていきたいと思います。
(2016年5月時点)
最多優勝回数者 王者ノバク・ジョコビッチ
まず最多優勝回数者はノバク・ジョコビッチです。
その数29回!!
特にマスターズが現制度で運営されるようになった2009年以降は
68大会中25回も優勝
しており、その勝率は4割に届く勢い、まさに驚異的といえます。
優勝回数2位 ラファエル・ナダル
その次につけるのがラファエル・ナダルの28回。
クレーコートであるモンテカルロ、マドリード、ローマでは数年前までは無類の強さを発揮しており、現制度の8年間は24試合中12勝で勝率5割と他を圧倒しています。
ここ2、3年は調子を落とし、昨年はマスターズの優勝はありませんでしたが、今期はモンテカルロで勝ち、復活の兆しが見えます。
優勝回数3位 ロジャー・フェデラー
次につけるのはレジェントであるロジャー・フェデラーの24回。
34歳とテニスプレーヤーとしては全盛期を過ぎた感はありますが、昨年も得意のシンシナティ―で連覇を果たすなどその存在感を示しています。
優勝回数4位 アンディ・マレー
そしてその次につけるのは、現役プレーヤーではアンディー・マレーの12回となります。
あっという間に強豪と肩を並べ2009年以降ではフェデラーと並ぶ10勝。
その勢いはすざましいものです。
この4人は
「BIG4」
と呼ばれており男子テニス界を席巻していますが、実に現制度下で行われた
マスターズ68大会中、61回においてこの誰かが優勝
しているのが現状です。
マスターズを全制覇の瞬間は目前
このようにBIG4が優勝のほとんどを占めており、その中でも絶対王者として君臨しているのが
ジョコビッチ。
ですがそのジョコビッチでもまだ
全大会制覇を成し遂げていません。
現在9大会中8大会に優勝したことがありますが、シンシナティ―のみ頂点に立ったことがないのです。
前述したようにシンシナティーはフェデラーが得意とするトーナメントであり、ジョコビッチに全大会制覇を許してしまうのか、はたまた意地を見せることができるのか、新旧の絶対王者の戦いに大注目です。
マスターズを制することがトッププレーヤーの証
これまで見てきましたように現在の
マスターズはトップの4人で優勝を分け合っている
のが状態です。
そのことからも優勝するのは至難の業と言わざる負えませんが
逆に言えばマスターズに優勝することが本当の意味でのトッププレーヤーの証となるともいえると思います。
日本の錦織選手にもぜひ頑張ってほしいです!!