テニスワールドツアーのポイント制について
マスターズは優勝すると1000ポイント獲得することができる大会です。
では準優勝やベスト4ではどれくらいのポイントの配分があるのでしょうか?
男子テニスのワールドツアーである「ATPツアー」は
ポイント制
になっています。
基本的には過去1年間(52週)において、出場した大会の獲得ポイントが多い18試合の合計でランキングが決定します。
(ただしトップ30の選手は、マスターズなど出場義務のある大会があり、そこでの獲得ポイントが少なくても強制的に計算される18試合の中に入れ込まれる仕組みになっています)
過去1年間というのは、前の年の同じ大会のポイントは消滅するため、同じ大会に出場した場合は昨年の結果を上回らなければ、ランキングの計算ポイントは下がるということになります。
ですから常に昨年以上の結果を求められる、大変厳しいシステムといえるでしょう。
また必然的に年末には、その年の年間ランキングが決定します。
優勝するとどれくらいポイントがもらえるの?
ツアーの中で一番優勝のポイントが大きいのがやはりグランドスラム。
グランドスラムは優勝すると2000ポイント
を獲得することができます。
その次に位置するのがマスターズです。
マスターズは「ATPツアー1000」のカテゴリーに位置する大会であり、
マスターズは優勝すると1000ポイント
獲得できます。
その他にも優勝すると獲得できるポイント数を冠したカテゴリーの大会があり、ATPツアー500、ATPツアー250と様々なレベルのトーナメントが企画されています。
また年末には、その年の上位8名が参加できる「ATPツアーファイナル」というトーナメントがあり、全勝優勝で最大1500ポイント獲得できる大会もあります。
マスターズが重要! 優勝以外のポイントも多い?
マスターズは優勝すると1000ポイント獲得できることは先ほど説明しましたが、優勝以外の獲得ポイントはどうなっているのか見てみたいと思います。
もちろん優勝者だけがポイントをもらえるだけではありません。
惜しくも決勝で敗れ、
準優勝の場合は600ポイント
となります。
そして
ベスト4は360ポイント、ベスト8は180ポイント、ベスト16は90ポイント、ベスト32は45ポイント
というようになります。
マスターズに限らずATPツアーの獲得ポイント数はツアーファイナル等特殊な大会を除き、準優勝は優勝獲得ポイントの60%、ベスト4はその60%、ベスト8はベスト4の50%…
その後はドロー数等によって違いますが、だいだい50%ずつ減っていくというようになっていきます。
逆にいうと1勝するごとに獲得ポイントが約2倍になるということです。
その中でもマスターズは獲得ポイントが大きいにもかかわらず年9回開催されるため、ランキングにおいて多大な影響をもつ重要な大会といえます。
特に上位者は初戦から負けられない戦いになるといえるでしょう。